若女将の加太便り

誕生15周年記念 ひいなの湯リニューアルOPEN!

もう一日待ってみる

テレビで毎日のように見かけていた人が突然命を絶つって。全くの赤の他人で全然どんな人か知らなくても、やはり悲しいものがある。

生きていれば誰しも辛いことはあり、実は打たれ弱いワタクシも、「もう!死んだほうがマシ!」と心の中で数え切れないほど呟いている。

でもそんなとき友人がサラリと言った言葉を思い出す。

その日もどんな理由だか忘れたけれどお客様のクレームで凹んでいて、きっとこの世の終わりのような顔で「あーしんどい」とかなんとかボヤいたのだろう。
すると友人はにこやかにこう言った。
「大変やねー。でもさ。それはきっと幸せな今だから格別に辛いと思うことであって、もし明日ね、今とは比べられないほどもっともっと不幸なことが起こったとしたら?そしたら今日はどんなに幸せだったのかと気付くでしょ?」と。
なるほど。
例えば愛する人がケガをしたり病に倒れたりしたら、それこそ辛くて辛くてどうにかなってしまう。亡くなったRさんだって、5歳の息子の身に何か問題があったら死を選ばなかったはず。だと思いたい。
その逆もある。とんでもなく幸せなことが起こることだって十分あって、「なんで死にたいと思ったのか訳わからん」とヘラヘラ笑う可能性もある。

なんだか当たり前のように飄々と友人は言った気がするけど、そんなふうに簡単に客観的に気持ちを整理し、実行できる友人をすごい、と感心したのだった。幼い頃に辛いことをたくさん経験してきた友人だから、この世にはもっともっと辛いことがあると言いたかったのだろうな。

この世の中から消えてなくなりたい、と真剣に考えるほどの極限状態にいる人たちはおそらく誰のどんな言葉も心に響かないだろうし、それは理解できる。でも、優しく繊細な人だからこそ悲しむ人が周りにいっぱいいるから、どうか急がないでほしい。もう一日待ってみよう。もう一日がんばってみよう。そう思ってほしい。そしたら意外と時間が解決してくれるから。

人生って辛いことばかり続かないから。

ここからは楽しい話題をひとつ。
先日、6年ぶりくらいに社員旅行を行いました!行先は島根県です!お世話になった玉造温泉の佳水苑皆美さま、ありがとうございました!

たくさん食べてたくさん飲んでたくさん笑って、本当に幸せなひとときでした。
チームワークを大切にみんなでがんばろう!と団結力を確認し、毎年行けたらいいなーとみんなで誓い合いました。
宿題をいっぱいいただいたので、これからもしっかりがんばります(^-^)